タバコ止め始めました ~ある喫煙者の苦悩と禁煙外来~

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先月の半ば、何かのきっかけでタバコに纏わる す べ て が嫌になりました。列挙すると・・・

・外や換気扇の下などでしか喫わないはずなのに、服や髪の毛がタバコ臭くなること
・健康に悪いものに一日440円、月間1万数千円を生涯投資(というか投棄)し続けること
・決して多くない小遣いの何割かが文字通り煙と消えること
・喫いたいときには子供を待たせてでも喫煙所へ行きたくなってしまうこと
・よそから見た街角の喫煙所に群がる集団をみっともないと思ってしまったこと
・・・・にもかかわらず辞めようとしない自分

23年間病気の時以外毎日不摂生を続けてきたわけですが、そんなこんなで本腰入れて辞めてみようかと思いました。決意はありません。あくまでも漠然と、です。

大学一年18歳で喫煙者となってから「辞めよう」と思ったことは何度かありました。が、ある時は誘惑に負け、ある時は辞めたことすら忘れ喫ってしまい、そんな失態すらも知らんぷりで過ごしてきたことを知ってる自分としては、「本気で辞める」と言ってもまったく自信がありません。そこで噂に聞く「 禁煙外来 」へ行ってきました。

家にテレビがないのでCMなどは見たことがなく、経験者(失敗者w)の話でしか知りません。曰く「始めは喫っててもいい」「そのうち喫いたくなくなる」とのこと。意志薄弱の自分にはこりゃいいかもしれない。ネットで近所の病院を探し、コストや診療時間などを確認。次の日空いてますとのことでしたので、仕事そっちのけで早速行ってきたのであります。

禁煙外来専門の内科というわけでもないはずなのですが、受付での患者さんの話を聞いてると、ほぼ全員禁煙外来受診の模様。私以外すべて60代以上のおじさんおばさんばかり。未成年がいないのは当然としても意外な年齢構成でした。もっとも平日の昼間ですからね。こんな時間に休みが取れるのは本当にありがたいことです。

名前を呼ばれ、まずは身長と体重。身長172.0cm、体重56.6kg。Gパン分を除くともう少し軽いかも。呼気に含まれる一酸化炭素濃度の測定とやらもやりましたが、こちらは30ppm。かなり悪いんだそうですが、当の本人には全然わかりません。

今度はお医者さんの問診。飲む薬の説明や通院の期間などいろいろと質問しました。
薬は始めの3日は軽いものを1日1錠、4日目から1日2錠、二週目からは倍の強さのものを1日2錠、という感じで量を増やしていきます。この薬はタバコを喫ったときに感じる酩酊感を感じなくさせるものなんだそうで、脳の受容体にニコチンの代わりに蓋をするようなもの、とのことです。「喫いたくなくなるということですか?」と聞いても「いや、喫いたいは喫いたいけど喫いたくないらしい。タバコ喫ったことないからよく分からない」と何とも頼りないお答え。

で、
『始めの一週間は「助走期間」ということでタバコを喫ってても構わないが二週目からは絶対に辞めること』
『タバコは所詮習慣だから、やめようと思わない限り辞められない』
『だから一週目は薬の手助けがあってもタバコの量を減らすこと自体が相当苦しい』
といろいろと言われましたが、(おいおい続くのかそれ、、、)と不安しか感じません。

『ま、いいでしょ』と言われ、何がいいのかよく分からないまま診察室を出て薬局へ。病院など長いこと行ってないのでお薬手帳を作ってもらい、お薬を貰うまでの間に若い薬剤師さんとお話しして「禁煙ですか~?頑張ってくださーい」と半笑いで言われ(この茶髪の小娘が#)と思ったり。なんでもタバコを再び吸い始める人というのは全受診者のうちの半分はいるんだそうで、ますます(できるのか・・・?)と不安になりました。

・・・・・・それから数日、薬を飲みながら量を減らしつつタバコを喫い続けました。お医者さんの言うとおり「量を減らす」というのは想像以上に苦痛でした。だって喫いたいんだもん。ところが、薬の効果が早くも現れ始めたのか、タバコを喫っても美味しいと思わないことに気が付きました。「美味しい」というと語弊があるのですが、正確にはお医者さんの言う「酩酊感」というやつ、これが全くないんですよ。喫煙者にとっては分かるようで理解しがたい状態です。

喫いたいと思って火を付ける→煙を喫うだけの不毛な感覚→途中でやめる→喫いたいと思って火を付ける→~~の繰り返しですから、そりゃアタマとカラダは喫いたくなくなりますわな。注ぐそばからワインが水になるというアレみたいな失望感というのでしょうか。それでも分かってはいるのに「一本だけ・・・」と思ってしまう罪深さ。私の賢いアタマとカラダは「もう喫っても不味いだけだからやめとけ。辞めた自分を今後も誇ろうぜ」というのですが、おバカなココロは「だって喫いたいんだから仕方ない。一本だけ・・・!」と常に葛藤しております。

薬を飲むことによってカラダが物理的にタバコを【必要】としていない(喫ってみたところで酩酊感は得られない)のであれば、結局のところ喫煙とは『あの感覚よ再び!』と習慣的に求めてしまうココロの問題に過ぎないようです。お医者さんの話そのまんまでした。でも喫いたい。この繰り返しですわ。どこまで続くんですかね。服用期間の12週間が終わったら一体どうなってしまうん?

もちろん二週目以降は喫ってませんが、この終わりなき壮絶な葛藤が二回目の受診(二週目の終わり)に体重1kg増となって現れました。高校一年の時の体重が53kgで、それ以降多くても57kg、平均55kgをキープしていたのですが、あっさりと壁を超えてしまう事態に。一週間で1kgも増えるもんなの!?と、体重に気を遣ったことが皆無な私にはなかなかの衝撃でした。お医者さんにも「そういう人は一気に太るからよほど注意しないとダメだよ」と言われ戦々恐々。メタボは嫌じゃ・・・。ちなみに一酸化炭素のアレはビックリの0ppm。確かに煙吸わないんだから吐き出しようもないですね。

そんなこんなでまだ三週目ですが、本格的に禁煙の効果が出てくるのはこれからだそうです。一日2L、ミネラルウォーターを飲みまくり。飲まないとやってらんないっす。

『喫えないことそのものの不安』と『続くかどうかわからない不安』とでいっぱいいっぱいの禁煙生活。状況は体重とともにまたレポートします。

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