小惑星探査に見る日米の違い

…って素人目には面白いと思ったので。

NASA、小惑星捕獲計画を発表
Marc Kaufman for National Geographic News
April 12, 2013

 米航空宇宙局(NASA)は米国時間4月10日、深宇宙の小惑星を見つけ出し、自転するつかみにくい形状の物体を捕捉して地球の周辺まで持ち帰り、月の軌道に乗せる計画を明らかにした。

 小惑星の“捕獲”はロボット宇宙船によって行い、移動させた小惑星は有人探査の目的地とする計画で、さらには民間宇宙企業による採鉱が行われる可能性もある。

 国家計画というよりサイエンスフィクションのようなアイデアだが、あくまでオバマ政権および宇宙開発コミュニティーが掲げる重要目標に沿ったものだ。

 その目標とは、地球に向かっている小惑星を発見し、進路を変える方法を知ること、火星への長距離有人飛行を成功させる足がかりとして宇宙飛行士を送り込める目的地を探し出すこと、そして民間の宇宙投資に機会を提供することだ。 (後略)

星丸ごととっ捕まえるとか、さすが狩猟民族です。外人は発想が違うねぇ。派手で人目を惹くものの、あんまり奥の深さは感じません。

一方、我らが小惑星探査機はやぶさ。ミッションに派手さはないものの、実に繊細かつ大胆なものでした。7年間、60億km。地球と火星の間まで飛んで帰ってくる。しかも帰還地点までドンピシャ。日本人らしいと言えばあまりに手前ミソですかね?

こちらは当時の記事。手放しにベタ褒めです(そりゃそうだ)。

はやぶさ、炎の帰還

National Geographic News
June 17, 2010

 日本の小惑星探査機「はやぶさ」が6月13日、地球の大気圏に再突入し、花火のようにキラキラと輝きながらその役目を終えた。

 光のシャワーの奥に隠された直径40センチの耐熱性カプセルには、小惑星「イトカワ」から採取した貴重なサンプルが含まれていると期待されている。地球や太陽系の形成過程の解明に役立つはずだ。

 小惑星のちりの採取に成功していれば、はやぶさは宇宙から岩石のサンプルを持ち帰った数少ない探査機の1つとして歴史に名を残すだろう。はやぶさの先達には、1960年代後半から70年代前半に「月の石」を持ち帰ったNASAアポロ計画や、2006年の帰還時に時速4万6400キロの驚異的スピードで大気圏に再突入、アメリカ、ユタ州の砂漠へ落下したNASA彗星探査機スターダストがある。

Image courtesy NASA’s DC-8 Airborne Laboratory

彼女が持ち帰ろうとしたのは目的地である小惑星イトカワの小石。残念ながらチリ状のものしか捕獲できなかったようですが、それでも得られるデータは何物にも替え難いものがあるそうです。前人未到の空間を一人で飛んで帰ってくる、そのための一連のノウハウはもちろんのこと、持ち帰ったサンプルを採取する技術、設備、不純物の混入を極限まで防ぐためのノウハウ。これらはこのミッションのために考え出され、余すことなく次に活かされようとしています。

いずれは火星の砂とか木星の大気、土星のリングとか持ち帰って来て欲しいですね。

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