ある人生の谷底 その二

関与先さんからかかってきた「融資が受けられない」という一本の電話。monotoneさんは以前から練っていたプランを実行に移すことに決めました。

☆☆☆☆☆

monotone
「関与先さん。「中小企業庁」の再チャレンジ支援制度の窓口が丸の内にあるので行ってみませんか?いろいろ相談に乗ってくれるみたいですよ。私も付いて行きますので」

関与先
「おお!それは助かります。よろしくお願いします」

☆☆☆☆☆

この関与先さんは起業して以来、出会った税理士の不誠実のために「粉飾決算は悪」という感覚がすっぽり抜けたまま数年が経過していたようです(粉飾決算は何故にいけないのか?についてはこちらをどうぞ)。その感覚が抜けず、いくら正しい帳簿の必要性を説明をしても分かってもらえない状況が続いていました。帳簿のチェックにお伺いする度に

「どうやったら融資を引き出せるか」
「決算書をキレイに見せるにはどうしたらいいか」
「こんな方法をネットで見付けたんだけどどうだろう?」

そんな話ばかりでウンザリしていました。「粉飾決算は自分の首を絞めるだけですよ」「借入はもう限界です。過去数年分の帳簿を洗い出して、この先数年分の事業計画と資金繰り表を作りましょう」という話も全く通じません。

この「再チャレンジ支援制度」は安倍総理時代に設置され、事業継続が困難になった経営者の『再生』を支援する目的で、全国の商工会議所を窓口として受け付けております。もちろん可能であれば融資をしてくれます。ただ、関与先さんにはその窓口がどういうところなのか、詳しくは伝えませんでした。

今回融資が降りなかったことで、関与先さんに「お灸を据える」以上のことをすることにしました。つまり、

引導を渡す

ということ。これ以上融資を受けても会社・個人ともに負担が増えるだけです(サラ金にこそ手を付けていませんが銀行のカードローンでフルに借り入れて会社に注ぎ込んでいます)。であれば一日でも早く楽にしてあげるのが財布を覗かせていただいている会計事務所の務めではないか?
ということで、藁の積み上がったラクダの背中を強引に折ることにした訳です。ヒトでいう「安楽死」とも「尊厳死」とも言えない何か。「介錯」という言葉がピッタリかもしれません。

そうして迎えた平成20年3月3日。そこでmonotoneさんが見たものは。。。

次回に続く。

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