領収書(その3)

調査は不気味な冷笑を残し第1ラウンドを終え、事後の打ち合わせです。

☆☆☆☆☆

monotone
「連絡が付かないってどういうことなんでしょうね?」

関与先
「指摘されたものはほとんど名簿代としての支出です。名簿は今の世の中、手に入れるには苦労するんですよ。大っぴらに買えるものはほとんど営業用には使えず、タウンページ並の内容しか書いてません。だから我々はアングラな世界の人から名簿を買うことがほとんどです。彼らはどこからその情報を手に入れたのかは表には出せない。ハッキリ言って違法な手段で流出してきたものですから。我々としても知りたいと思いません」

monotone
「つまり、受け取った領収書は全部テキトーに書かれたものだった、ということですか?」

関与先
「おそらくそうだと思います」

☆☆☆☆☆

このお客さんは電話営業でお客さんを集めるスタイルの会社さん。名簿の出所やその裏事情についてはこちら。つまり、モノは買ったのは確かだし現物も残っているのだけれど、購入した証拠である領収書が無意味なものになってしまっています。

monotone
「税務署が対面調査に行こうにも本当にどことも連絡が付かないと、最悪全額否認(註)されますよ。『このままでは終われない』というのはその通りの意味だと思いますので覚悟しといてください」
(註:ここでいう「否認」とは経費として認められなくなること。つまりその分課税される所得が増えるため、税額も増えることになる恐ろしい事態です)

関与先
「でもモノはあるんですよ!」

monotone
「モノはあっても、『その金額でその相手から確かに買ったのだ』ということが証明できてません。つまりどこに行ったか分からないお金、ということになります。相手先も明かせないんですよね?であれば極端な話、社長さんが懐に入れたと見られても不思議じゃないですよね」

関与先
「断じてそれだけはありません!」

monotone
「まあ、とりあえずは税務署が何と言ってくるか待ちましょう」

☆☆☆☆☆

そんなこんなで待つこと一週間。税務署から電話が。

調査官
「いろいろと調べた結果をお伝えしたいと思いますので、鳩山先生と関与先さんと出来ればmonotoneさんで日の丸税務署までご足労願えますか?」

monotone
「いやだけどいいですよ」

☆☆☆☆☆

ということで第2ラウンドのご招待を受けましたorz
次回に続く。

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