子ども手当について電凸(?) (supported by みすずちん)

子ども手当について巷で言われている「あり得ない話」について、住所地の区役所に電話をして聞いてみました。気合いを入れて電話をして、メモを取ろうと思ったらインク切れ。。。みすずちんさんのような秋葉原特注の録音機材などあるはずもなく、ゴリゴリと用意した紙を掘りました。。。

そんなわけでメモもちゃんと残せず正確な言い回しではありませんし、やり取りとしてはドラマチックな展開もなかったのですが、概要は以下のような感じでした。

☆☆☆☆☆

monotone 「子ども手当について一般的な質問ですが」

区役所 「はいどうぞ」

m 「外国籍のお子さんについても対象になるというのは本当でしょうか?」

区 「あーハイハイ(苦笑)。少々お待ちいただけますか。担当変わります」

m 「。。。(クレーム処理のおっさんでも出てくるのかよドキドキ)」

区 「担当変わりました」

m 「(おお、優しそうなおねいさんだ)子供手当について一般的な質問なのですが、外国籍のお子さんについても対象になるというのは本当でしょうか?」

区 「はい。支給の要件として子供については要件を付けないことになっています」

m 「例えば外国に養子が30人いる旨の申請を受ければ、それに相当する金額を支払うということですか?」

区 「はい。審査をした上で証明ができればそういうことになります。」

m 「身寄りのない子を預かる施設」の院長さん(養父)が日本に出稼ぎに来て1,000人分の手当を申請すればやはり支払うのでしょうか?」

区 「はい。審査をした上で証明ができればそういうことになります。」

m 「審査とは具体的に何をするのですか?」

区 「通常のケース(親子とも日本人で日本在住)であれば全て区として把握しているので特に問題はありません。在日外国人で子が海外在住のケースについては、子(養子)であることの証明と、実際に生活費・養育費として継続的に海外へ送金していることの証明(「手当目的」でないことの証明)として送金履歴などを調べることになります(註:これについては現在の児童手当についても経常的に行っている模様⇒つまり現在でも児童手当の海外流出は起きています)」

m 「養子=扶養しているとは限らないと思うのですが、、、」

区 「そうですね(苦笑)。海外の子どもの面倒を見ている人がお母さんでもおじいさんでも同じことですが、送金の形跡があったとしても、実際にその方(現地の扶養者)に扶養する経済力があるのかないのかは調べようもないですしね。物価の問題もありますし

m 「例えば地震や災害で身寄りを亡くした生まれたばかりの子ども達をたくさん養子にしている外国人が日本にいる(子どもは置いてきた)ような場合には、実際に養育費が発生するのはこれからな訳で、過去の送金『履歴』も何もないことになりますが、こんな場合はどうするんでしょうか?」

区 「うーん。。。個別の判断を要するケースについては現在国に照会を出しているところではあります。。。。(註:言い逃れではなく実際に決まっていない様子)」

m 「そもそも海外在住の外国籍の子供の分として手当を支給する主旨はどこにあるんでしょうか?」

区 「うーん(苦笑)そのあたりのことは確かに疑問が多いのですが、区として国から受けている説明では『看護(子育て)のための費用として親に支給するのが主旨(註:記憶曖昧)』なので、子については要件を付けないことになっています(かなり説明として苦しそうなので敢えて突っ込まずw)」

m 「僕が海外に単身赴任をした場合には、日本に置いていく子供の分の手当は支給されますか?」

区 「法律を正確に読むと『支給されない』ことになりますが、実際の取り扱いとしては奥さん経由で支給する(看護しているのは妻と見る)ことになります」

m 「考えにくいケースですけど、海外留学中の日本人児童分についてはどうなりますか?」

区 「在日外国人の、在外の子どもと同じく支給の対象となります」

m 「最後に。区役所さんにそういう能力やノウハウがあるのかないのかは分かりませんが(『あるわけないじゃんww』と匂わせつつ)、もし申請書類が偽造だったことが発覚してウソを事前に見抜けなかった場合には、誰が責任を取ることになるんでしょうか?」

区 「うーん。。。。。誰が責任取るんでしょうかね???

m 「。。。。。」

m 「また分からないことが出てきたらお電話をしてみます。ありがとうございました」

区 「いいえ。こちらこそ(お気軽に~とは言ってもらえず、しかもちょっと嫌そうw)」

☆☆☆☆☆

大体こんな感じでした。電凸というのも恥ずかしいくらい、穏やかなやり取りに終始しました。感触としては不発な感じ。上の文章は概要だけなので淡々としてますが、担当のおねいさんは特に用心深かったり、慎重に言葉を選んでいる風でもなくざっくばらん、かつ丁寧に応答してくださいました。

それにしても、個人的に一番気になっていたのは「在日外国人の在外の子ども分」で「限りなくクロに近いグレーなケース」の判断をどうするのか?でしたが、法案が未成立なこともあるせいかグレーゾーンの対応についてはハッキリした回答にはならなかったようです(単に私の理解力が足りないだけかも?)。
ただ、「主旨に沿った子ども手当の申請」なのか、「闇ビジネスとしての申請」なのかの判断基準として『過去の継続的な送金履歴』というのは何とも心許ない話です。送金=子供の養育費とは限らない、つまり担当の方が匂わせた通り、子供(養子)が本国で誰の経済的扶養を受けているのかは調べようがない訳で、つまりそれは「闇ビジネスであっても見抜けない」ということになります。

また、今から準備を整えて数年後にごっそり手当を持って行くことも理屈の上では可能ですので、「養子10人」を斡旋するブローカーが1000人いたら、年間312億円の「ビジネス」になります。1000人で済めば、ですが。

それと、最後の「誰が責任を取るんでしょう?」ですが、「詰め腹切らされるのが誰になるのか」という以前に、制度そのものが否定されないうちはそういうダークなケースでも、誰も具体的な責任を取ることもなく有耶無耶になるんじゃないでしょうか。だいたい、新宿区とか渋谷区ならまだしも、福島県の桧枝岐村とか一体どうやって誰が調べるというのか、かなり疑問。まあ、これから何が起きても最終的な責任は我々一般国民にあるわけで、損失を負担するのは我々の財布なんですがね。おそらく区役所のおねいさんもその辺のことは分かってて言葉を濁したのでしょう。

小坂英二さんは国籍法改正の時、

「偽装結婚であることが明らかな組み合わせであっても、どんなに疑わしくとも書類さえ揃っていれば受理せざるを得ないのが現場職員の限界」

と仰ってました。別に現場の能力を非難するつもりはありません。震える手で担当印を押す光景が目に浮かび、同情の念すら覚えます。恐らくこの件もそうなることでしょう。

外患誘致ここに窮まれり。

以上、電凸?体験記終わり。

広告

子ども手当について電凸(?) (supported by みすずちん)」への2件のフィードバック

  1. 乙です!!!
    こういうの、凄く参考になります。
    ありがたいです。
    ○○○○だから危険!というより、
    こういうものを見るほうが凄く実感がわきます。
    あ、ホントに穴があるんだなぁ、と。
    マイミクにみてもらおう…

    って、アキバ特注てw
    まぁ頻繁に録音する暇がないなら、
    買うまでもないですよねw
    でも、あったら、「ブログとかのネタ」になるので
    電凸するモチベも上がるのは事実w

    • まあ、お陰さまで筆下ろしは無事終了しましたw先方が丁寧に対応してくださったので緊張せずに聞きたいことを聞けました。お役人って大変だよな~、というのがお話させていただいた上での率直な感想でした。
      とにかくこのままじゃヤバイのは事実なので、参考になるか分かりませんが読んでいただければ幸いです。

      というか、みんな電話して質問して、自分の耳で聞いてみて、その異常さを改めて噛み締めてほしいとホントに思います。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中