「お客さん紹介します」の裏側(その5)

前回までのあらすじ
誓約書には
◯相手方の違う債権債務を相殺消去すること
◯責任は書き手である石井社長にあること
◯顧問税理士とその報酬は仲介業者である小沢さんの指示に従うこと
の三点を「誓う」内容のもの。何か怪しい。。。

☆☆☆☆☆
monotone
「赤字神先輩、(カクカクシカジカ)ということで怪しすぎるんですがどういうことなんでしょう?」

赤字神先輩
「まあ、世の中きれいごとに拘らなければ電話一本で金儲けは出来るからね。小沢さんも石井さんも(都合の)いい先生見つけたと思うよ。」

monotone
「 Σ(゚∀゚;) ということは鳩山先生は『日本に棲む不思議な鳥』そのまんまってことですか!?」

赤字神先輩
「そういうこと。鳩山先生もお坊っちゃまだから分からんのだろうけど、七百回くらい痛い目を見ればイイと思うよ。」

monotone
「むー。でも仕組みがよく分かんないんですけど。」

赤字神先輩
「ググレカス」

monotone
「ヒドス (T_T) 」

☆☆☆☆☆

ということで「ビジネスモデル」として考えてみました。

お断りしておきますが、小沢さんのようなダークな業者ではなくクリーンにやってらっしゃる仲介業者さんもおられると思います。全てを非難するつもりはありません。実際に担当先で似たような仲介業者経由で紹介を受けて、かれこれ3年も担当している普通の会社さんがいますし。でもこのケースにおいては「誓約書」の存在が全てをぶち壊しています。

まず三者の思惑と報酬、手数料の流れを想像を交えて整理してみます。

石井社長
資金繰りが厳しく、何とか銀行の融資を受けたい。でも過去の粉飾決算や社長への貸付が焦げ付いているため、銀行は当然ながら融資してくれない。
そこで財務の「コンサルティング」を小沢さんに依頼する。そしてコンサルタント料を小沢さんに支払う。

小沢さん
依頼を受け石井社長に対して「社長への貸付金と銀行からの借入金を相殺消去」するよう「指示」する。同時にその責任は帳簿の管理責任者である石井社長にあることを書面で宣誓させる。
銀行から融資を引き出すには、申告書の控えが必要。そのため、鳩山先生に白羽の矢を立てる。

鳩山先生
小沢さんから石井社長の紹介を受け、紹介料として顧問料の3ヶ月分を支払う。また石井社長からは顧問料として月額で報酬を受け取る。顧問の一環として石井社長の会社の申告書作成(厳密には押印)を行う。

こんな感じですね。
次回はそれぞれが受けるメリットについて考えてみます。

続く。全5話じゃないしw

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「お客さん紹介します」の裏側(その5)」への4件のフィードバック

  1. うっ

    やっぱり。 
    はめられましたか。 
    前期まで他の税理士さんが承認していたのであんまりチェックしてなかったんでしょうね。 元法学部の用語だとこんな感じでダミーを挟むのを確か藁人形と言ったような気がします。 

  2. 善意の第三者を間に挟んで違法性を回避するスキームを説明する時も藁人形と言ってました。 語源はよくわかりませんが、違法性をなすりつけるための存在と、ケガレをなすりつける存在としての人形(ひとがた)というのが渾然一体となったといった意味あいじゃないかと思います。 何となく土俗的な雰囲気ですね。  

  3. 丑の刻参りでも、やってるところを見られると呪いが本人に降りかかる、とも言いますよね。まさに誓約書の内容も外に漏れたら小沢さんピンチ!ってことになりそうな気がしますが、実際どうなんでしょうね。文面だけ見れば小沢さんサイドでは「必死で止めたんだけど…」という抗弁も成り立つように思いますが。。。

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