「お客さん紹介します」の裏側(その3)

前回までのあらすじ
仲介業者にお客さんを紹介されウハウハな鳩山先生。
その新規顧客の石井社長が来所しました。

☆☆☆☆☆

石井社長
「石井と申します。よろしくお願いします。」

鳩山先生
「よろしく。では御社の沿革をお聞かせください。」

石井社長
「(省略)。弊社は12月決算でして、先生には始めに今回の申告をお願いしたいと思います。決算書と申告書は従業員が作成したので、印鑑だけいただければそれでokです。「税理士の署名欄」にこれを作成した従業員がサインと押印を間違ってしてしまったので、表紙(別表一のこと)だけ再作成をお願いします。」

鳩山先生
「承知しました。では書類をお預かりします。申告期限も過ぎてしまってるので、早めに作って連絡します」

石井社長
「はい。よろしくお願いします。」

☆☆☆☆☆

とりあえずの担当を仰せつかったmonotoneさん。いきなり「別表一の作成のみをやれ」なんて言われたのは初めてですが、ボスの指令には逆らえません。預かった書類に一通り目を通してみます。

が、、、

monotone
「鳩山先生~。この申告書、ってか決算書も何もかも何か変ですよ。
・決算書の当期利益と別表四の当期利益が一致してない(つまり間違い)
・消費税の課税標準が二重に税抜処理されてるっぽい(つまり間違い)
・資金繰りが厳しいという割には決算数値は悪くない(粉飾の疑い濃厚)
etc…
鳩山先生。『ハンコだけくれればいい』というのがまず普通じゃないし、ここ5年間毎年税理士が変わってる(署名した税理士が毎年違う)のも異常。そもそも資産負債の状態も、資金繰りが悪い会社の決算とは思えません。絶対に裏がありますよこれは。今からでも遅くないですからお断りすべきです。」

鳩山先生
「ん~。いいんじゃない?「ハンコくれればそれでいい」って相手が言ってるんだし、もし決算書申告書に瑕疵があっても先方の責任だし。うちはあくまで別表一を作るだけ。だいたい「チェックしてくれ」とは言われてない。それなりの報酬を貰うんだから気にしなくていいよ(要するにつべこべ言うなコラ)」

monotone
(はー?このおっさん何言ってんの?そんなんだから脱z…ゲフンゲフン)
「はーい。了解でーす。」

☆☆☆☆☆

といい子ブリながらも、怪しさ爆発なので預かった資料を捲っていくと

「誓約書」

なるA4の紙が出て来ました。
??と思い読んでみると、、、

な ん じ ゃ こ れ は !!!

それは内容からして「門外不出」であるはずの、石井社長による小沢さんに対する「誓約書」のコピーでした。間違って何かの弾みで混ざってしまったのでしょう。日付はつい数日前です。

その驚愕の内容とは!?

明日に続く。

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