「お客さん紹介します」の裏側(その2)

前回のあらすじ
我がELG会計事務所に「お客さん紹介します」という電話がかかってきました。濡れ手でウハウハな鳩山先生は翌日合う約束をしました。

☆☆☆☆☆

仲介業者の小沢さん
「コンコン。こんにちは。昨日お電話でお約束いただきました小沢と申します。」

「この度はお時間をいただきましてありがとうございます。」

鳩山先生
「よろしくお願いします。」

(時候の挨拶)

小沢さん
「さて、弊社は税理士の先生をお探しの会社さんに、ご要望に合った先生を探して紹介させていただく事業を営んでおります。ただいま会計事務所さんでもお客様の流動化が進んでいるようで、私どものところにも「こんな税理士さんを探しているんだけど」というお問い合わせをたくさんいただいております。合わせて弊社では財務のコンサルタントも手がけておりまして、資金繰りにお悩みの方にアドバイスも差し上げております。
で、鳩山先生のホームページをこのたびご紹介させていただきます石井社長にお見せしたところ、是非にもお願いしたいとのことで、先方様は大変乗り気でおられます。特に財務のコンサルタントについても専門家のお立場からのアドバイスを受けたいとのご希望です。」

「私どもはお客様の紹介料として、通常は1件当たり月額顧問料の6ヶ月分をいただいておりますが、今回は初めてのお付き合いということもありますので、3ヶ月分だけいただきたいと思います。石井社長の会社は今のところ資金繰りが苦しく、当初の顧問料は月5万円ということで希望しておられます。報酬は3ヶ月間はこの金額でお受けいただきたいのですが、その後は石井社長とご相談いただいてお決めくださって結構です。設定期間満了前に破談になってしまった場合は、残期間の半分だけ手数料をお返しいたします。」

「もし、今回お受けいただきましたらあと3社、税理士さんをお探しの会社さんを紹介させていただきますがいかがでしょうか?」

鳩山先生(もうそうちう)

(初回の手数料は5万円×3ヶ月=15万円。あと3社だから5万円×6ヶ月×3社=90万円。合計105万円かあ。。。だけど一年契約が続けば充分に元は取れるな。。。よし!)

チーン!
「お受けしましょう。」

小沢さん
「ありがとうございます!では早速明日石井社長に来ていただきましょう」

鳩山先生
「そうしましょう(ウハウハ)」

☆☆☆☆☆

求人絡みの人材紹介業者でもそうですが、「仲介手数料は報酬(人材紹介の場合は月給)の◯ヶ月分」という決め方が一般的なようです。
人材紹介の場合は即戦力の高いベテラン社員が欲しいのであれば、月給も高く手数料も高いですが、即戦力が手に入るとなれば払う価値もありそうです。
また顧客紹介の場合、顧問料が安ければ仲介手数料も安いですし、その逆も然りです。いずれにしても3ヶ月なり6ヶ月を経過すればあとは利益が取れるはず。

今回鳩山先生は、
「初回の手数料は3ヶ月分でよい」
「顧問料は手数料の計算期間後はどうぞご自由にお話して決めてください」
「あと3社紹介します」
のエサに食いつきました。確かにおいしい話ではあります。

明日に続く。

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「お客さん紹介します」の裏側(その2)」への2件のフィードバック

  1. この仕事ってお客さんの懐に手を突っ込んで根掘り葉掘り何でも聞いていかないと仕事にならないところがあります。「あなたは寡婦ですか?」とか「借り入れの担保に入れた自宅の土地の登記簿謄本ください」とか、果ては「今回亡くなった父上の、あなたと腹違いの弟さんの件ですが」とか、聞いて素直に答えてくれるのは、おそらく税理士、弁護士、警察官くらいですよね。
    親しい友人や家族にすら相談出来ないことをざっくばらんに聞いてくることもあり、普通じゃ見られないはずのいろんなことが見えてきて面白いです。
    が、内側にいると面白いだけじゃないんですね~、残念ながら。。。モラルハザードもいいところです。

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